ONE PIECE 111巻2025/03/24

エッグヘッドでの話が幕を閉じ、ついにエルバフに到達。

ウソップが「いつか行くぞ」と言ったのは、コミックスだと15巻。実に25年前のことだ。
いろいろ寄り道はあれど目的に向かって「進んでいる」感覚があることは、この作品の大きな魅力の一つだろう。長期連載ながら、だらだら続けているという印象がほとんど無く、だから楽しく読んでいられる。
ずっと前に「いつか行く」と言った場所へ、本当にたどり着いた。「いつかやる」「いつかなる」といった言葉にも、期待が膨らむ。

one-piece.com/comics/

よつばと! 16巻2025/03/08

とっても久しぶりの最新刊。
いつも通りの安心感。そして、最後に、まさかのあの娘が登場!

新しいこともすごいことも起こるわけではない日常が、子供であるよつばにとっては、新しくてすごいことばかり起こる奇跡の世界。それを見守る大人たちが、日常の中に何かを感じ取って、さらにそれがなんとなく読者にも伝わってくる。この心地よさは何にも代え難い。読みましょう。

x.com/428and_tweet

とうきょう2025/02/10

突然のコラボでショート動画。

久しぶりに『よつばと!』新刊が出るらしい。楽しみだ。

www.youtube.com/watch?v=OTeSuUQ9vT8

ウイングマン #102025/01/13

最終回を観て、特撮ヒーローには厳しい時代だと痛感した。様々な制約と短い尺の中で、よくぞここまで作ったものよと賞賛すべきなのだろう。コスチュームは良い出来だし、いろいろ技も取り入れて、デルタエンドも一応やってくれた。原作ファンに配慮しつつ条件をこなし、作品としてまとめ上げるというのは、誰にでもできることではない。

その厳しい時代の特撮は、よく知っている「いつもの感じ」で作られていた。
せっかく若手俳優のお披露目なのに、ろくに笑顔も見せてくれないシリアス一辺倒の展開。ピンチになるとすぐ過剰にハアハア言いながら地面に這いつくばる演出。本役との乖離も気にせずキレキレの動きでアピールする「後ろ向きのヒト」、タメる暇もなく割り当てられたスペース内を急いで動き回るCG、結局最後は巨大化しないと安心できない伝統芸のテンプレート、そしてネットニュースには提灯記事、……。
「いつもの感じ」で作られているから、「いつもの違和感」が強く残った。それだけのことだったわけだ。

おそらくこれからも「いつもの」特撮が続くだろう。なにしろ「ヒーローに憧れる少年」を特撮ヲタクとしてしか描けない時代なのだ。続編を匂わせる終わり方だったが、原作好きの一人としては、原作のラストに寄せた最終回の後にオリジナルストーリーなんかやって欲しくないなと思う。

もちろん悲観主義なわけではない。できればカッコいい特撮が観たいものだ。ただ、最終回の美紅ちゃんの衣装が、ドラマの内容なんかどうでもいいんだと言わんばかりの派手さで、踏み台にされてる感が本当に悔しかったんだ。

#07
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ウイングマン #072024/12/13

特撮アクションとして最大の見せ場になったはずのデルタエンドは、すでに期待してなかったとはいえ、二つの面で残念な出来だった。

一つはデルタエンドそのもの。わざわざ岩船山まで行って広大な空間があるのに、小さなCGがちまちま動いてデプスゾーン完成。クロムレイバーを使う手順すらも省略。決めとなるショックのカットは、CGの配置や誇張された遠近感が実写と合っていない、いかにもニチアサな画。
もう一つはデルタエンドの扱い。話の冒頭で、しかも変身直後にいきなり仕掛けて、あっという間におしまい。これは明らかに「初出の必殺技」の見せ方ではない。他の技と同じく「設定の消化」の扱いだ。

結局、特撮アクションと見せかけて若手俳優のお披露目なんだな。分かってたよ。分かってたんだけどさ。

#04
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ウイングマン #042024/11/18

特撮な部分が少ないからか、ドラマ部分の拙さが目立ち始めた。個々のレベルは仕方ないにしても、それぞれ自分の演技だけをしているみたいなバラバラ感が気になる。

藤岡弘、の息子がひとりではしゃいでいるように見えるのは、むしろウイングガールズが暗すぎるからだと思う。のちのち変身することを考えれば、もっとギャグテイストで演出する方が良かったかもしれない。

アオイさんはほぼ違和感ないけど、積極的な美紅ちゃんや、シリアスな久美子や、ぐいぐいくるピンクは、原作のイメージとはだいぶ違う。その一方で、松岡先生と福本のクオリティが妙に高くて、なんだか笑える。

#03
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ウイングマン #032024/11/12

原作に無い「なぜか巨大化した怪人」を原作に無い「謎の光線」で倒すのを観て、本当にがっかりした。敵が巨大化したなら、せめて飛べよとも思った。

おもちゃ販促でない特撮には、やはり予算が足りないのだろう。妙に少ないスーツアクション、最低限のCG、常に画角が狭いカメラワーク。ガーダーも悪くないし、スーツの出来だけは良いのだけれど、そこでカネが尽きましたと言っているようで逆に悲しい。

これでは、派手なCGと広い画角が必要なデルタエンドはできそうにない……。

#01
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ウイングマン #012024/10/28

漫画の実写化にしては、役者さんの演技やビジュアルに違和感が少なく、あまり抵抗感なく観られた。原作のデザインがちゃんと立体的だからか、ウイングマンのコスチュームも完成度が高くてカッコいい。

アクションパートでのCGやカメラワークがどうしてもニチアサにしか見えないのが残念。せっかく深夜なので、もう少し光と質感を重視した魅せるCGが欲しい。美しいデルタエンドを期待したい。

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