逃げ上手の若君 #182026/08/28

鎌倉幕府の生き残りである北条時行が、仲間たちとともに鎌倉奪還に挑む。史実ベースなので結末は判ってるわけだが、逃げや神力の描写を含めた誇張気味なキャラ設定で、血みどろ時代に楽しさの存在を表現した作品。

CloverWorksによる美麗な作画で、クドく暑苦しく描かれた武士たちとの対比により、主人公たち子供キャラの表情や動きが素晴らしく魅力的なのが良いところ。近頃の、変に歪めた顔や悪意に満ちた顔で特徴を出そうとするキャラデザが多い中で、普通に楽しそうな笑顔を美しく描けるというのは、とても貴重で観ていて快い。
ところが第2期になると、その最大の魅力をぶち壊す演出の迷走が始まった。最初の第13話では、冒頭から実写で講談師が長々語るというアニメとして致命的な自己否定。第14話はフリー素材、第15話は実写でパロディ、第16話も実写の将棋と人形劇。第18話では決定的な「変に歪めた顔」のキャラデザを投入し、なんか全部潰してしまった感じ。

実写を使う演出は、正直大嫌いだが、効果的であればアリだとは思う。しかしここまで「フツーにアニメなんか作っても面白くないし、何でもいいから変わったことやるぞ」とばかりにセンスの欠片も無い演出をされると、これはもう作品自体が台無しだ。そして、こういう演出を平気でやる連中と言えば、どうしてもフジテレビが頭に浮かぶ。第2期は『鬼滅』に続いての横取り物件であり、何よりアニメや洋画でやらかした過去がいっぱいある。さすがに今作の迷走がフジテレビのせいだとは思わないが、なんとなく引っ掛かるのも確かだ。公式でシリーズ通番の話数がなぜかテレビではリセットなのも、気持ち悪い。

旧ジャニOPはインパクトで第1期に負けてるが、日向坂EDは慣れると悪くない。主人公CVは新人で若手も多いが問題ナシ。さらっと混ざれる悠木碧の芸達者ぶりもさすが。二代目しんのすけはちと不安かも。矢野妃菜喜の「むふー」が好き。

さて、魅摩CVは誰になりますか。

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