アポカリプスホテル #032025/06/08

人類がいなくなった地球で銀座のホテルを守り続けるロボットたちが、やってくる宇宙人たちを全力でもてなす話。白砂沙帆のアナウンス声が耳に優しく、ヤチヨの可愛い表情の変化に思わず頬が緩む、観ていて気持ちの良い作品だ。

ほのぼのSFにまったり展開なこの心地良い雰囲気。そして、このキャラクター。どこかで感じたことのある懐かしさ。知っている。なんだっけ。……あ、竹本泉か!

あおいちゃんパニック!

apocalypse-hotel.jp/

一瞬で治療していたのに役立たずと追放された闇ヒーラー #102025/06/13

一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる。

例によって、実は優秀なのにパーティーを追い出された主人公が楽しくやる話。長ったらしいタイトルだが、元はさらに長ったらしかったらしい。特に目新しさは無いけど、今期は不作なのでこれで十分。
例によって、攻撃も防御も強いとか「治癒」の無理矢理解釈が過ぎるものの、それでも最近のご都合主義スキルの中ではずいぶんとマシな方だ。無自覚ものにしては主人公が淡々としていて、動かなければ画もキレイだし、いつもの日笠陽子もいてくれる。

小ネタに半笑いでツッコむ台詞がちょっと気になるかな。もっと冷たいトーンの方が良いと思う。

sh-anime.shochiku.co.jp/yamihealer/

アポカリプスホテル #062025/06/19

ロボットであり営業スマイルで営業アナウンスなヤチヨが、ときどき感情を浮かべたりマヌケ顔になったりするから、とても可愛い。しかしこれは、いわゆるギャップ萌えではない。設定された世界での行動がキャラの在り方を伝え、そこに共感しているのだ。

同じように、ハルマゲがその行動で彼の在り方の変化を示し、なんだか良い気分になった。だらだらと生い立ちを語りたがるでなく、べらべらとドヤ顔で自慢するでもなく、いちいち「いくぞっ!」とか「やめろぉ!」とか心情を叫びに出すでもなく。わずかな笑みとともに言葉少なに見せる行動にこそ、あたたかい感動は生まれる。

これは良い作品だ。

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機動戦士Gundam GQuuuuuuX #122025/06/27

最後の最後になぜか笑える演出で締めくくられた第12話。

ファーストガンダムを知らないヒトには、なんのこっちゃ分からない作品だったろう。そういう意味で「凄まじくクオリティの高い同人アニメ」というのが最終的な感想だ。
とは言え、知っている人間だけでも超巨大なマーケットが在るわけで、半世紀近く前の作品をネタにみんなで楽しく大騒ぎする、という目的は十分に達成された。詰め込み気味に1クールで収めたのも、お祭りらしくて良かったと思う。

第11話のキュアキャスバルからだんだん笑いが止まらなくなり、向こう側からアレがやって来た時点で、なんかもう何も考えずに楽しむべきだな、と納得した。自由のために巨大化するのは、ハイパー化なのかギア5なのか。ファーストの大御所声優たちがどどんと登場したり、かと思ったらタキシード仮面様だったり。ゾックを拾って、アンキーはグランディス姐になるのだろうか。
なんだか平和に大団円で、劇場版に持ち越すという雰囲気でもない。

あー、面白かった。

www.gundam.info/feature/gquuuuuux/