異修羅 #14 ― 2025/02/02
ファンタジー世界を舞台に、とんでもない強者たちの存在と戦闘を淡々と綴る話。第1期のラストでちょっと数を減らしたものの、第2期でも修羅の個別紹介エピソードが続いていて、トーナメントはまだ先のご様子。
すごく乱暴な言い方をすれば、『バキ』のような「非常識に強い連中が戦う話」の発展型。ファンタジーであり異形人外魔法上等なので、論理無用どころかナンデモアリになっているわけだが、それでも話が成立してしかも面白いというのは、かなりすごいことだ。修羅それぞれのキャラと背景の作り込みが深いということなんだろうか。
アニメとしての画や動きも美しいけど、とにかく声優陣が豪華。土師孝也のナレーションが、渋く全体をまとめている。リナリスがんばれ。
すごく乱暴な言い方をすれば、『バキ』のような「非常識に強い連中が戦う話」の発展型。ファンタジーであり異形人外魔法上等なので、論理無用どころかナンデモアリになっているわけだが、それでも話が成立してしかも面白いというのは、かなりすごいことだ。修羅それぞれのキャラと背景の作り込みが深いということなんだろうか。
アニメとしての画や動きも美しいけど、とにかく声優陣が豪華。土師孝也のナレーションが、渋く全体をまとめている。リナリスがんばれ。
ishura-anime.com/
グリザイア:ファントムトリガー #03 ― 2025/02/03
ゲーム原作アニメの最新作。諜報員の訓練校に通う女の子たちが撃ったり斬ったり暴れたりする話。前作と同じ世界だけど、メンバーは総入れ替えでまったく別物。というか、物語の作り方が異なるので、シリーズという感覚もほぼ無い。
『果実』『迷宮』『楽園』の三部作はとにかく面白かった。あれから10年。原作がエロゲじゃなくなって、豪華声優陣が投入されて。良く出来た話にはなってるし、十分面白いんだけど、やっぱり昔のあの軽さや下品さが懐かしい。タナトスさんが残留なので、ちょっと期待したいところ。
プロローグ的な『THE ANIMATION』からもすでに5年。ロシアン忍者が長命の魔法使いに見えてしまうのは時のいたずら。
『果実』『迷宮』『楽園』の三部作はとにかく面白かった。あれから10年。原作がエロゲじゃなくなって、豪華声優陣が投入されて。良く出来た話にはなってるし、十分面白いんだけど、やっぱり昔のあの軽さや下品さが懐かしい。タナトスさんが残留なので、ちょっと期待したいところ。
プロローグ的な『THE ANIMATION』からもすでに5年。ロシアン忍者が長命の魔法使いに見えてしまうのは時のいたずら。
grisaia-pt.com/gptanime/
沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる #02 ― 2025/02/06
東京から来た主人公/好きな子の方言が理解できない/地方ネタを盛り込んでドタバタする。ほぼ『八十亀ちゃん』と同じだが、方言の通訳をしてくれる子が主人公に片思いという三角関係なラブコメ設定で、ぐっと面白くなっている。味付けの妙というか、素直に巧いなと思えた。
ヒロインのひーなーはもっぱら沖縄語担当で、三人目のかーなーの方が可愛く描かれている。これにより、沖縄ネタパートとラブコメパートが自然に切り替えられて、とても話が分かりやすい。でも、鬼頭明里の沖縄語がどのくらい自然なのかは、さっぱり分からない。
ヒロインのひーなーはもっぱら沖縄語担当で、三人目のかーなーの方が可愛く描かれている。これにより、沖縄ネタパートとラブコメパートが自然に切り替えられて、とても話が分かりやすい。でも、鬼頭明里の沖縄語がどのくらい自然なのかは、さっぱり分からない。
okitsura.com/
Re:ゼロから始める異世界生活 #58 ― 2025/02/08
いかにもクライマックスですと言わんばかりの第57話スバル演説。これに対して、案の定「神回」「感動的」「涙出た」とネットが盛り上がる。そういうキャラだしそういう話なのは承知しているが、それでも個人的には、ただただ気持ち悪かった。
で? 威勢よく啖呵切って、場を仕切って、そんで結局自分はエミリアのところに行くんかい。しかも最強のラインハルトを連れて。
面白かった第1期と、何が違うのだろう。レムやパックの不在もあるが、スバルのウザさが否定されない点は大きい。ウザいスバルが失敗して挫折して成長する第1期と、ウザいスバルが持ち上げられて調子に乗る第3期。今んとこはそんな印象だ。
で? 威勢よく啖呵切って、場を仕切って、そんで結局自分はエミリアのところに行くんかい。しかも最強のラインハルトを連れて。
面白かった第1期と、何が違うのだろう。レムやパックの不在もあるが、スバルのウザさが否定されない点は大きい。ウザいスバルが失敗して挫折して成長する第1期と、ウザいスバルが持ち上げられて調子に乗る第3期。今んとこはそんな印象だ。
#51
re-zero-anime.jp/tv/
俺だけレベルアップな件2 #18 ― 2025/02/09
つまらない異世界ものがつまらない理由は明白だ。他者を極端に悪く描いて「俺は正しい」、なのに理不尽な扱いを受けて「俺は被害者」、そんでチート能力を得たら「俺TUEEE」、あげくに持ち上げられて「俺はエラい」。なんとなくだけど、どこの会社にもいる「仕事できないくせに管理職になりたがる奴ら」を連想してしまう。
願望充足型の作品を否定する気はないが、願望に共感できない作品を面白いとは思えない。せっかく日本発のラノベ文化なのだから、もうちょっと自分以外も楽しめる作品にしてほしいものだ。
で、それはともかく、韓国原作アニメ。主人公が、無双してもニヤリと笑って淡々と行動する。これだけで面白く感じてしまうのは、無駄にオドオドしたりヒャッハーしたりする作品に辟易しているからだろうか。
作中の英語表記が追えないという話を前に書いたが、突然第15話から細かい通知にも字幕が付くようになった。それでも小さくて速くて追い切れないんだけど、配慮してくれる姿勢はありがたい。
願望充足型の作品を否定する気はないが、願望に共感できない作品を面白いとは思えない。せっかく日本発のラノベ文化なのだから、もうちょっと自分以外も楽しめる作品にしてほしいものだ。
で、それはともかく、韓国原作アニメ。主人公が、無双してもニヤリと笑って淡々と行動する。これだけで面白く感じてしまうのは、無駄にオドオドしたりヒャッハーしたりする作品に辟易しているからだろうか。
作中の英語表記が追えないという話を前に書いたが、突然第15話から細かい通知にも字幕が付くようになった。それでも小さくて速くて追い切れないんだけど、配慮してくれる姿勢はありがたい。
#13
sololeveling-anime.net/
とうきょう ― 2025/02/10
戦隊レッド異世界で冒険者になる #03 ― 2025/02/12
戦隊ヒーローのレッドが異世界に転移して、変身したり熱血したり巨大ロボット呼んだりする話。テンプレの異世界にチートとしての戦隊ものを持ち込んだ点が特徴で、設定だけでなくちゃんと展開に活かされていて面白い。
特撮やアニメのパターン化された部分をネタにする場合、なんだか小馬鹿にしたような演出がされがちだが、この作品にはそれがない。戦隊の設定も細かく出来てるし、大真面目でやっている感が良いと思う。串田アキラを安易にオープニングで使わず挿入歌にしたのも良いセンスだ。
それにしても「戦隊レッド」の英訳は「THE RED RANGER」なんだな。
特撮やアニメのパターン化された部分をネタにする場合、なんだか小馬鹿にしたような演出がされがちだが、この作品にはそれがない。戦隊の設定も細かく出来てるし、大真面目でやっている感が良いと思う。串田アキラを安易にオープニングで使わず挿入歌にしたのも良いセンスだ。
それにしても「戦隊レッド」の英訳は「THE RED RANGER」なんだな。
isekai-red-anime.com/
シャングリラ・フロンティア2 #40 ― 2025/02/16
オオカミ討伐がひと段落。見応えがあって楽しかった。
ラブコメやら何やらの余計なものを少なめにして、ゲームの本筋である「攻略」を軸にしているのが、この作品の面白いところだろう。フルダイブものだが、『SAO』のような生死の重さはなく、『オーバーロード』のように異世界になったわけでもない。普通にログアウトするし、なんなら他のゲームをやったりもする。あくまで「ゲーム」であって、その攻略を全力で楽しんでいる、そういうスタンスが観る側をも楽しくさせてくれるのだと思う。
強い意志や気合いを備えながらも、ちょっとトボけた美少女キャラ。こういう役柄での日笠陽子の安定感たるや。
ラブコメやら何やらの余計なものを少なめにして、ゲームの本筋である「攻略」を軸にしているのが、この作品の面白いところだろう。フルダイブものだが、『SAO』のような生死の重さはなく、『オーバーロード』のように異世界になったわけでもない。普通にログアウトするし、なんなら他のゲームをやったりもする。あくまで「ゲーム」であって、その攻略を全力で楽しんでいる、そういうスタンスが観る側をも楽しくさせてくれるのだと思う。
強い意志や気合いを備えながらも、ちょっとトボけた美少女キャラ。こういう役柄での日笠陽子の安定感たるや。
anime.shangrilafrontier.com/

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