ワンダンス #042025/11/22

上手く喋れない主人公がダンスを通じて自分を見つけていく青春ダンス話。原作者の経験を下地にしているらしく、丁寧に描かれる主人公の心情や感覚に説得力がある作品で、なぜか文科省外局のスポーツ庁とタイアップしている。

スポ根的な精神論や青春ものにありがちな幼稚な自己満足ではなく、具体的な技術論や練習法が盛り込まれていて、ダンス素人には興味深い。ちょっとクセのあるキャラデザのヒロインは羊宮妃那で可愛いし、恩ちゃん諏訪彩花の喋りはとても心地よくて惹かれるものがある。
一方で、ダンスや音楽への力の入れ方が、空回っていて残念な印象。とても多くの楽曲が使われているが、いちいちテロップを入れるなど主張が過ぎてウザい。声優とは別にダンサーをキャスティングしているが、正直そうするほどの違いは分からない。多人数でならともかく、単体でのぬるぬるしたダンスシーンは作画の違和感が大きくて、カッコ良いとか美しいとかそういう大事なものが欠けている。

ダンスのアニメ?よっしゃモーションキャプチャだ!という安易な発想のせいで、アニメ的な表現が作れないのだろう。ノリに合わせてカットを割るとか、タメの瞬間に静止画を挿むとか、視点を変えながらパーツに寄るとか、いろいろ手法はあるだろうに。
音楽やダンスそのものは悪くないので、全編マッドハウスで観たかった。

wandance.asmik-ace.co.jp/

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