SPY×FAMILY #422025/11/05

敏腕スパイと凄腕殺し屋とエスパー娘と未来視犬が、疑似家族で大騒ぎコメディ。アーニャ人気が爆発したものの、設定からシリアスアクションを期待した層などからは否定的な意見もあるようで。個人的には、お気楽ギャグ作品として観ているので、高クオリティで第3期は大歓迎。

第1期第1話で最初にアーニャが口にした「ちち」を聴いたとき、背景と感情のすべてが表現されているようで本当に素晴らしいと思った。なので、アーニャと種﨑敦美には逆らえない。
何度も聞かされる設定紹介、縦筋が進まずネタ切れ感、コメディなのにシリアス過去話。いろいろ懸念はあるものの、ママ友作戦が始まったので新展開を楽しみにしたい。メリンダの正体がちゃんと原作者の頭の中に設定されていることを祈ろう。

OPでドッグフードをまき散らしながら行進するアーニャがとても好き。

spy-family.net/tvseries/

戦隊シリーズ 終了 その22025/11/10

戦隊シリーズの終了はすでに確定扱いで、後番組にメタルヒーローの復活という話まで流れている。その一方で、件の彼女は飲酒を理由に「削除」されるに至った。

ニュースの中には、戦隊シリーズを「若手俳優の登竜門」のように説明するものもあって、まあその通りなんだけど、ちょっとモヤっとさせられる。結局のところ、特撮ヒーローがそういう存在としてしか生き残れていない現状に問題があるからだ。
言い方は悪いけど、彼女らにとって特撮は売名目的の踏み台であって、そもそもヒーローなんかに興味ないし、なんなら役者になりたいわけでもない。という感じに見える。そんな連中に「ヒーロー役としての自覚が足りない!」と言っても仕方ないわけで、むしろ藤岡弘、や宮内洋を讃えるべきなのだろう。

ギャバン系は、仮面ライダーとの棲み分けが難しそうだし、低予算だと悲しい出来になりそうだ。どうせニチアサなら、ロボコン系で良いんじゃないのかな。

その1
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僕のヒーローアカデミア #1622025/11/11

長く続いた人気のバトルアニメもついに最終章。第1期から第8期まで、違和感も劣化もなくボンズでクオリティを保っているのは、クリエイティブ面でもビジネス面でも本当にすごいことだ。

原則として、書き手が読み手より先に感動してはいけない。と、個人的には考えている。本作は典型的な「書き手が先に感動している」作品で、特にアニメでは感動を押しつけてくるような過剰演出が目立ち、どうにも好きになれない。社会問題ともいえる重いテーマをじっくり盛り込んだ設定や展開は良いと思うし、なんだかんだ言いつつ観てはいるので、面白くないわけではないのだが。
トガちゃんとお茶子ちゃんの決着に納得がいかないまま、第8期で延々と消耗戦を見せられている。ワン・フォー・オールは、継承者の能力が次々出てきて、もうよく分からない。最初から最後まで自己犠牲ばかりでお腹いっぱいだけど、爆豪少年が笑ってくれたので、もう少し観ていよう。決して、面白くないわけではないのだが。

全体の印象として、『ヒロアカ』では敵も味方もみんな泣いている。原作者の『ONE PIECE』好きは有名だが、『ONE PIECE』では敵も味方も必ず笑っている。

heroaca.com/

最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか #072025/11/15

時の神の加護を受けた超絶美貌の公爵令嬢が、腹黒な王子と生真面目な兄を引き連れて、悪徳貴族たちをぼんぼこぼんぼこ殴り飛ばす話。あまりネチネチせず、軽くラブコメも交えつつ、スカっと爽やか勧善懲悪な作品だ。

不思議なことに、悪者というのは剣で斬り倒すより拳で殴り飛ばす方が、観ているこっちの気が晴れるみたい。華麗なドレス姿に鋲付きグローブをはめて鉄拳を振るうスカーレットに、気品と迫力を漂わせるアルファモードの瀬戸麻沙美がベストフィットで気持ち良い。ラノベでコスり尽くされた不幸自慢パターンと復讐無双パターンをばっさり掃き捨てたような設定や、ラノベでコスり尽くされた婚約破棄パターンと悪役令嬢パターンをがっさり踏み付けたような展開も、これまた別の意味で実に爽快。主人公ではなく敵ボスが転生者というのも面白い。

最初観たとき、また瀬戸麻沙美で令嬢ものかよ、と思ってごめんなさい。

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帝乃三姉妹は案外、チョロい。 #092025/11/18

それぞれに天才と呼ばれる高スペック三姉妹を同居するポンコツ美少年がデレさせる話。天才肌が努力家に惹かれていくという心情の変化を中心に描いたラブコメで、形式的にはハーレムものなんだけど、主人公が弱いのでエロい方向には進まない。

ありがちな設定だし、キャラデザのクセが強いのもあって、導入のハードルが高い。ただでさえ全体的にケバいのに、主人公男子が妙に女性ぽく見えるのは特にツラかった。それでも慣れてくると、青春らしくコロコロ転がる気持ちの変化を楽しく観ていられるようになったし、若手声優を集めた作画のキレイな軽めなラブコメとして、P.A.WORKSらしい良作だ。

mikadono.family/

仮面の忍者 赤影2025/11/20

60年前の人気特撮時代劇が令和の世に復活。と思いきや、時代劇コントかよ!というギャグテイストで、ちょっと肩すかし感を覚える。でも、これはこれで現代風としてはアリなのかもしれない。

ボケてコケるコント的な演出が、シリアス忍法アクションを上回っているけれど、そういう作品だと割り切ってしまえば特撮のアラが気にならなくなるから不思議だ。キャストがEXILE系で、TAKAHIRO信長もなかなかに笑えるが、ダンサーだからなのか赤影の刀を構えたポーズなんかはけっこう見栄えが良い。ただ白影だけは、=竹中半兵衛の設定にしろキャスティングにしろ、どうにも浮いていて残念なところ。
赤影と言えば七三分け、のイメージが刷り込まれている世代には違和感があるものの、もともとナンデモアリ時代劇だったし、こういう作品でニチアサに足りない何かが見つかれば良いなと思う。欲を言えば、忍者なのに青影も白影もみんな刀で戦ってて面白くない。あと「赤影参上」の台詞は、もうちょっとカッコ良く言って欲しいですね。

がってんがってんしょーち。

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ワンダンス #042025/11/22

上手く喋れない主人公がダンスを通じて自分を見つけていく青春ダンス話。原作者の経験を下地にしているらしく、丁寧に描かれる主人公の心情や感覚に説得力がある作品で、なぜか文科省外局のスポーツ庁とタイアップしている。

スポ根的な精神論や青春ものにありがちな幼稚な自己満足ではなく、具体的な技術論や練習法が盛り込まれていて、ダンス素人には興味深い。ちょっとクセのあるキャラデザのヒロインは羊宮妃那で可愛いし、恩ちゃん諏訪彩花の喋りはとても心地よくて惹かれるものがある。
一方で、ダンスや音楽への力の入れ方が、空回っていて残念な印象。とても多くの楽曲が使われているが、いちいちテロップを入れるなど主張が過ぎてウザい。声優とは別にダンサーをキャスティングしているが、正直そうするほどの違いは分からない。多人数でならともかく、単体でのぬるぬるしたダンスシーンは作画の違和感が大きくて、カッコ良いとか美しいとかそういう大事なものが欠けている。

ダンスのアニメ?よっしゃモーションキャプチャだ!という安易な発想のせいで、アニメ的な表現が作れないのだろう。ノリに合わせてカットを割るとか、タメの瞬間に静止画を挿むとか、視点を変えながらパーツに寄るとか、いろいろ手法はあるだろうに。
音楽やダンスそのものは悪くないので、全編マッドハウスで観たかった。

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超次元英雄譚 PROJECT R.E.D.2025/11/24

戦隊シリーズの終了と後継番組が正式に発表された。

新シリーズ第1作目は『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』だそうで、先行情報の通りメタルヒーローの復活となるようだ。個人的には『Infini-T Force』を思い出してしまうのであまり良い印象ではないネーミングだが、とりあえず新しいギャバンには、期待と妄想がいろいろ膨らんで楽しい。

気になるのは、新シリーズの説明が「メタルヒーローシリーズ」ではなく「赤いヒーローが活躍するシリーズ」となっている点だ。つまり、第2作目も宇宙刑事とは限らない。ロボコンかもしれないし、レッドマンかもしれない。アイアンキングかもしれないし、ファイヤーマンかもしれない。しれっと戦隊レッドを出してくるとか、深夜の『赤影』を持ってくる可能性も無いとは言えない。そういう面で新シリーズについても、期待と妄想がいろいろ膨らんで楽しい。

赤いギャバン? いや、それシャリバンだろ。と日本中が思ったはず。

戦隊シリーズ 終了 その2
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