しゃばけ #132026/02/04

身体の弱い主人公が、妖たちに助けられながら事件の謎を解き、強くあろうと成長する時代物。基本はすごくイイ話だ。アニメーションの出来も良い。なんで好きになれないんだろう。

まず、妖がらみの事件なのでミステリー的には楽しめない。なのに遅々として状況は進まず、ようやく話が見えたのは第10話だった。次に、妖たちは超感覚を使ったり壁抜けしたり眷属を放ったりしない。なんのための設定なんだか、犬神の怪力や白澤の叡智でさえ全く使わなかった。そして何より、主人公が甘やかされた坊ちゃんにしか見えない。落語調で柔らかいけど高圧的で理不尽な物言いとか、働いてないのに金をじゃぶじゃぶ使うとか、非力な人間のおキレイな理想には絶対必要となる「好感度」が著しく低いのだ。すぐ寝込むとか言いつつ最後は元気に活躍して美味しいところを持ってったのも、なんか納得がいかない。

主人公の描き方で大きく印象が変わる作品だと思う。本質的には、妖も謎解きも江戸時代も、たぶん必要ないんじゃないかな。

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