葬送のフリーレン #31 ― 2026/02/01
魔王を討伐した勇者パーティの魔法使いであった長命のエルフが、老いて死んでいく仲間たちを悼む自らの心に気づき、人間を知る旅に出る。いまさらだけど、この素晴らしい設定から生まれる情緒が世界や人物に温かく行き渡っている、みたいな感覚がすごく好きだ。
マッドハウスで安定の第2期は、フリーレンのギャグ顔がやや崩れ気味ではあるものの、作品の持つ独特な雰囲気は保たれていて、また十分に楽しませてもらえそうだ。ティザーで出ていた足湯もほっこり良い話だったし、個人的にお気に入りのナチュラルツンデレなフェルンも可愛いし、感情を抑えた演技で感情表現する種﨑敦美・市ノ瀬加那・小林千晃の力量が見事と言うほかない。
フランメは、いずれ後任を決めるとして、回想のキャラだから第1期と被る部分を録り直す必要も出てくるだろう。できれば今期は新規に喋らせないで、もう少し時間を置いて欲しい気がする。
マッドハウスで安定の第2期は、フリーレンのギャグ顔がやや崩れ気味ではあるものの、作品の持つ独特な雰囲気は保たれていて、また十分に楽しませてもらえそうだ。ティザーで出ていた足湯もほっこり良い話だったし、個人的にお気に入りのナチュラルツンデレなフェルンも可愛いし、感情を抑えた演技で感情表現する種﨑敦美・市ノ瀬加那・小林千晃の力量が見事と言うほかない。
フランメは、いずれ後任を決めるとして、回想のキャラだから第1期と被る部分を録り直す必要も出てくるだろう。できれば今期は新規に喋らせないで、もう少し時間を置いて欲しい気がする。
frieren-anime.jp/
しゃばけ #13 ― 2026/02/04
身体の弱い主人公が、妖たちに助けられながら事件の謎を解き、強くあろうと成長する時代物。基本はすごくイイ話だ。アニメーションの出来も良い。なんで好きになれないんだろう。
まず、妖がらみの事件なのでミステリー的には楽しめない。なのに遅々として状況は進まず、ようやく話が見えたのは第10話だった。次に、妖たちは超感覚を使ったり壁抜けしたり眷属を放ったりしない。なんのための設定なんだか、犬神の怪力や白澤の叡智でさえ全く使わなかった。そして何より、主人公が甘やかされた坊ちゃんにしか見えない。落語調で柔らかいけど高圧的で理不尽な物言いとか、働いてないのに金をじゃぶじゃぶ使うとか、非力な人間のおキレイな理想には絶対必要となる「好感度」が著しく低いのだ。すぐ寝込むとか言いつつ最後は元気に活躍して美味しいところを持ってったのも、なんか納得がいかない。
主人公の描き方で大きく印象が変わる作品だと思う。本質的には、妖も謎解きも江戸時代も、たぶん必要ないんじゃないかな。
まず、妖がらみの事件なのでミステリー的には楽しめない。なのに遅々として状況は進まず、ようやく話が見えたのは第10話だった。次に、妖たちは超感覚を使ったり壁抜けしたり眷属を放ったりしない。なんのための設定なんだか、犬神の怪力や白澤の叡智でさえ全く使わなかった。そして何より、主人公が甘やかされた坊ちゃんにしか見えない。落語調で柔らかいけど高圧的で理不尽な物言いとか、働いてないのに金をじゃぶじゃぶ使うとか、非力な人間のおキレイな理想には絶対必要となる「好感度」が著しく低いのだ。すぐ寝込むとか言いつつ最後は元気に活躍して美味しいところを持ってったのも、なんか納得がいかない。
主人公の描き方で大きく印象が変わる作品だと思う。本質的には、妖も謎解きも江戸時代も、たぶん必要ないんじゃないかな。
shabake-official.com/
【推しの子】 #27 ― 2026/02/05
推しのアイドルの隠し子として転生した兄妹が、その母を死に至らしめた者へ復讐するため芸能界で生きていく話。キラキラな表舞台を魅力的な劇中曲やライブシーンとともに描き、ドロドロな裏事情を運命に翻弄される転生者の愛憎とともに描き、リアリティと客観性を持って芸能界の光と闇に切り込んだ大人気作。
第2期で憑きものの落ちたアクアに代わって、ルビーが闇落ちしている第3期。芸能界の裏側エピソードには「なるほど、こうやって酷い番組が生まれるんだな」と思えてしまうほどの説得力があり、作中MVでは「POP IN 2」に続いて「Bのリベンジ」が目と耳を惹き付ける素晴らしい出来で、今期も見応えは十二分だ。惜しむらくはOPががっかりで、闇っぽいイメージなんだろうけど第1・2期に比べると音楽として見劣りする。
かなちゃん好きとしては淋しい展開ながら、面白フリルは良い感じ。気遣いできる大人のMEMちょも好感度UP。問題のダークルビーはというと、「復讐のためなら何でもするぞ」となった場合、男より女の方が恐ろしいんだなと思い知らされた。
まあ実際には、ああいうディレクターみたいな人間は絶対に素直に謝ったりしないけどな。その辺りが現実味と物語性のバランスであって、不快感手前の線引きとしては巧い落とし処だったと思う。とにかく、みなみちゃんが酷い目に遭わなくて良かった。
第2期で憑きものの落ちたアクアに代わって、ルビーが闇落ちしている第3期。芸能界の裏側エピソードには「なるほど、こうやって酷い番組が生まれるんだな」と思えてしまうほどの説得力があり、作中MVでは「POP IN 2」に続いて「Bのリベンジ」が目と耳を惹き付ける素晴らしい出来で、今期も見応えは十二分だ。惜しむらくはOPががっかりで、闇っぽいイメージなんだろうけど第1・2期に比べると音楽として見劣りする。
かなちゃん好きとしては淋しい展開ながら、面白フリルは良い感じ。気遣いできる大人のMEMちょも好感度UP。問題のダークルビーはというと、「復讐のためなら何でもするぞ」となった場合、男より女の方が恐ろしいんだなと思い知らされた。
まあ実際には、ああいうディレクターみたいな人間は絶対に素直に謝ったりしないけどな。その辺りが現実味と物語性のバランスであって、不快感手前の線引きとしては巧い落とし処だったと思う。とにかく、みなみちゃんが酷い目に遭わなくて良かった。
ichigoproduction.com/Season3/
アン・シャーリー #24 ― 2026/02/08
つまりは『赤毛のアン』だ。
1979年の高畑勲による世界名作劇場版では原作小説を50話かけて描いたが、今作は続編の『青春』『愛情』まで含めて24話に押し込んだ。世界的な名作を真っ当にアニメ化しようと思うなら、こんなことはしない。
原作へのリスペクトが微塵も感じられない。脚本はあのヒト。大切なものはすべてすっ飛ばされて、登場人物の心情変化が意味不明なレベル。肯定的な評価もあるようだが、「原作または名作劇場版で内容を十分に知っている人」が、すっ飛ばされた部分は脳内補完できるから現代風のダイジェスト版も楽しめたよ、という意見のように思える。
アンを「知らない人も」対象にした作品だそうだ。本当にそう思うなら、こんなことはしない。
1979年の高畑勲による世界名作劇場版では原作小説を50話かけて描いたが、今作は続編の『青春』『愛情』まで含めて24話に押し込んだ。世界的な名作を真っ当にアニメ化しようと思うなら、こんなことはしない。
原作へのリスペクトが微塵も感じられない。脚本はあのヒト。大切なものはすべてすっ飛ばされて、登場人物の心情変化が意味不明なレベル。肯定的な評価もあるようだが、「原作または名作劇場版で内容を十分に知っている人」が、すっ飛ばされた部分は脳内補完できるから現代風のダイジェスト版も楽しめたよ、という意見のように思える。
アンを「知らない人も」対象にした作品だそうだ。本当にそう思うなら、こんなことはしない。
anime-ann-e.jp/
ケンガンアシュラ2 #28 ― 2026/02/09
3DCGキャラががつんがつん闘うバトルトーナメントのNetflixアニメ。企業間戦争とか裏の一族とか、結局ストーリーはおまけなのでどーでもいい。3DCG特有の人形劇感は拭えないしバトル以外での紙芝居は酷かったけど、バトル部分はキャラによっては良い出来だったと思う。
立木文彦のナレーションは鉄板で、お気に入りは平田真菜の実況。呼び込みが良かった。残念に感じたのは、キャラデザもCVも山下一夫。
真っ白に燃え尽きて笑った。大久保直也はOKBとあったので、大垣共立銀行の代表闘技者かと思ったよ。
立木文彦のナレーションは鉄板で、お気に入りは平田真菜の実況。呼び込みが良かった。残念に感じたのは、キャラデザもCVも山下一夫。
真っ白に燃え尽きて笑った。大久保直也はOKBとあったので、大垣共立銀行の代表闘技者かと思ったよ。
kengan.net/
綺麗にしてもらえますか。 #03 ― 2026/02/10
熱海の街でキレイなお姉さんがクリーニング屋をやっている。健康的なお色気カットが売りの作品で、熱海ということで常に温泉回なのが画期的。
何も起こらない日常ものだが、流して観るにはテンポが悪い。働くお姉さんの爽やかなお色気が正解なはずなのに、あざとくてネチネチしたイヤらしい演出になっているのが致命的に気持ち悪くて、安易で軽薄なアニメ化だなという印象を受ける。
鈴代紗弓はまだちょっと「演じてる」より「頑張ってる」感じが強くて、もう少し余裕を持って声に丸みを出せるようになると良いと思う。
平野文は「無茶振りする婆ちゃん」が定番になったようだが、店が閉まっているというだけで、独り暮らしの女性宅の二階から男子高校生を不法侵入させるのは、さすがにアウトだろう。やっぱり安易で軽薄なアニメ化か。
何も起こらない日常ものだが、流して観るにはテンポが悪い。働くお姉さんの爽やかなお色気が正解なはずなのに、あざとくてネチネチしたイヤらしい演出になっているのが致命的に気持ち悪くて、安易で軽薄なアニメ化だなという印象を受ける。
鈴代紗弓はまだちょっと「演じてる」より「頑張ってる」感じが強くて、もう少し余裕を持って声に丸みを出せるようになると良いと思う。
平野文は「無茶振りする婆ちゃん」が定番になったようだが、店が閉まっているというだけで、独り暮らしの女性宅の二階から男子高校生を不法侵入させるのは、さすがにアウトだろう。やっぱり安易で軽薄なアニメ化か。
kinishite.com/
戦隊シリーズ 終了 その4 ― 2026/02/11
戦隊シリーズが終了。
例の彼女のおかげで「無事に」とは言い難い最終回になってしまったが、おそらく制作側に文句を言う視聴者は少ないだろう。別撮りの演出はともかく、個人的には合成の出来がすごく気になった。ここまで映像技術が進歩してるのに、キレイに合成するには未だ手間だか金だかがかかるのかな。
「clap your hands!」と聴くたびに『十二大戦』を思い出す。ギャバいですね。
例の彼女のおかげで「無事に」とは言い難い最終回になってしまったが、おそらく制作側に文句を言う視聴者は少ないだろう。別撮りの演出はともかく、個人的には合成の出来がすごく気になった。ここまで映像技術が進歩してるのに、キレイに合成するには未だ手間だか金だかがかかるのかな。
「clap your hands!」と聴くたびに『十二大戦』を思い出す。ギャバいですね。
その3
www.tv-asahi.co.jp/50ger/
魔王の娘は優しすぎる!! #03 ― 2026/02/14
魔王の娘が魔族にしては優しすぎるので何とかしようとするんだけど結局みんな癒やされるという話。全編が幼女モードの久野美咲で、久野美咲好きにはたまらなく幸せな作品。と言いたいところだが、あまりにも「可愛さ」を押し付けてくる作りなのが逆にマイナスな印象だ。
難しいもので「ほら可愛いでしょ可愛いでしょ」と過剰演出されると、どうにもウザくて仕方ない。単調な内容を延々と喋りっぱなしなので、せっかくの久野美咲の演技力も活かされていないし、毎回挿まれるいかにもあざとい童謡は、もはや甘ったるくて気持ち悪いとさえ感じてしまう。そもそも作画レベルのせいか、原作漫画に比べてドゥのキャラデザが可愛くないしな。
甘い菓子は苦みのある紅茶と合わせるから美味いのであって、そういうバランス感覚が欠けているのだろう。例えば、魔王が見た目だけでももっと怖そうだったらまた違ったかもしれない。親バカな魔王に対して側近ジャヒーを冷静な毒舌ツッコミ役にでも振れば、解りやすくなったかもしれない。普段のドゥを笑いっぱなしではなく「あどけない無表情」に描いておけば、もっと笑顔が際立ったかもしれない。
千葉繁が例のテンションでナレーションとか、ジャヒーが「恐ろしい子」で白目とか、個人的にいろいろと「違う感」が強くて、久野美咲好きとしてはかえって不満が募る作品になった。それとも毒されてて素直に観れないだけなんかな?
難しいもので「ほら可愛いでしょ可愛いでしょ」と過剰演出されると、どうにもウザくて仕方ない。単調な内容を延々と喋りっぱなしなので、せっかくの久野美咲の演技力も活かされていないし、毎回挿まれるいかにもあざとい童謡は、もはや甘ったるくて気持ち悪いとさえ感じてしまう。そもそも作画レベルのせいか、原作漫画に比べてドゥのキャラデザが可愛くないしな。
甘い菓子は苦みのある紅茶と合わせるから美味いのであって、そういうバランス感覚が欠けているのだろう。例えば、魔王が見た目だけでももっと怖そうだったらまた違ったかもしれない。親バカな魔王に対して側近ジャヒーを冷静な毒舌ツッコミ役にでも振れば、解りやすくなったかもしれない。普段のドゥを笑いっぱなしではなく「あどけない無表情」に描いておけば、もっと笑顔が際立ったかもしれない。
千葉繁が例のテンションでナレーションとか、ジャヒーが「恐ろしい子」で白目とか、個人的にいろいろと「違う感」が強くて、久野美咲好きとしてはかえって不満が募る作品になった。それとも毒されてて素直に観れないだけなんかな?
maomusu.com/

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