窓ぎわのトットちゃん ― 2026/04/19
黒柳徹子の自伝でありノンフィクションでありながら、物語として充分に成立している。その理由は明白で、自身の生い立ちやサクセスストーリーを書こうとはしていないからだ。実際の出来事を通じて描かれているのは、それらを受け止めた子供なりの心情であり、その経験から育まれた自身の信条なのだろうと思う。さすがはベストセラー。
教育とか差別とか戦争とか、深刻なテーマを示唆しながらも明確な主張は無い。しかしエピソードは誰も否定できない事実として提示されるので、強いメッセージ性を感じられる。全体的に淡い色遣いで、主人公はややケバいキャラデザで、暗くも重くもない作品からこういったメッセージが伝わってくるという感覚は、なかなかに貴重だ。終盤では、それまで楽しく過ごしてきたトットちゃんが、突然直面した「現実」で溢れる町の中を逃げるように走っていく、言葉の無いアニメーションでの表現がとても印象的だった。
大野りりあなという子役がトットちゃんの声を当てていて、存在感と演技力が凄くて驚いた。キャラが特徴的だからか、いわゆる子役の喋り方なのに不思議と全く違和感が無い。ずっと喋っていてもウザくないし、囁くシーンも泣くシーンも本当に上手に思えたし、おかげで他の俳優陣の素人ぽい演技まで気にならなくなったほど。どんなアニメでも合うかと言えばそれは違うけど、とにかく本作では素晴らしかった。
黒柳さん金持ちお嬢様だったんだな。と思ってしまうと素直に観られなくなるので注意。
教育とか差別とか戦争とか、深刻なテーマを示唆しながらも明確な主張は無い。しかしエピソードは誰も否定できない事実として提示されるので、強いメッセージ性を感じられる。全体的に淡い色遣いで、主人公はややケバいキャラデザで、暗くも重くもない作品からこういったメッセージが伝わってくるという感覚は、なかなかに貴重だ。終盤では、それまで楽しく過ごしてきたトットちゃんが、突然直面した「現実」で溢れる町の中を逃げるように走っていく、言葉の無いアニメーションでの表現がとても印象的だった。
大野りりあなという子役がトットちゃんの声を当てていて、存在感と演技力が凄くて驚いた。キャラが特徴的だからか、いわゆる子役の喋り方なのに不思議と全く違和感が無い。ずっと喋っていてもウザくないし、囁くシーンも泣くシーンも本当に上手に思えたし、おかげで他の俳優陣の素人ぽい演技まで気にならなくなったほど。どんなアニメでも合うかと言えばそれは違うけど、とにかく本作では素晴らしかった。
黒柳さん金持ちお嬢様だったんだな。と思ってしまうと素直に観られなくなるので注意。
x.com/tottochan_movie

最近のコメント