かがみの孤城2024/12/05

いじめや不登校をテーマとするものに「自分もこうだった」「考えさせられる」といった高評価が集まりがちなのは、いつものことだ。ではアニメ作品としてどうかといえば、あまり良い出来とは思えなかった。

おそらく謎解きとして描いてはいけない作品なんだろう。それは単なる世界設定であって、その中で主人公たちがどう変わるかなぜ変わるかをもっと描くべきだったはずだ。表現の拙い非声優の多用とか、コナンで伏線とか、解明シーンで大仰なクライマックスとか、謎解きメインの演出がことごとく違和感を生んでいる。

原作小説で評価を得たポイントと、商業的に映像化するときの宣伝ポイントとが、ズレている印象。まあよくある話だけど。

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