薬屋のひとりごと #272025/01/27

もちろん、原作小説によるストーリーの緻密さが魅力の作品だ。しかし、色と光を表現した背景、美しさや気品を描き分けたキャラ、ここぞという場面で惹きつける作画、人物にマッチした実力派声優陣による演技など、アニメとしての質も非常に高い。第2期でもクオリティを保ってくれているようで、本当に良かった。

後宮のどろどろとした感情による事件と、猫猫の冷めてわきまえた知性による解決、そこに全体として心地よいバランスが生まれている。展開に合わせてクセの強弱を自在に操る、悠木碧の技量が素晴らしいと思う。

キノコの話は、特に猫猫と壬氏との距離感がよく出ていて面白かった。第1期のときは『フリーレン』がいたけど、第2期には強敵が見当たらない。

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